簡単
漫才コンビの解散をふと思い出していた、共に50歳を越えていた。これから何をして生きてゆくのだろうか? まあ売った顔で酒処の司会や業界内で食いつないでゆくのだろう、芸能界はそれでいいとして一般社会でも手に職を持たない人が増えている。
半世紀前の同居人、カップ麺・インスタントコーヒーの湯を沸かしたがらないで缶ビールをチビチビと漫画を肴に時間をかけて飲んでいた。 しかし寿司がどうしたの、フランス料理がどうしたのとなると話は止まらなかった。 殆どコミック誌のネタだった、ある種の天才だったのだろう。
考えることもなく、言われたことだけをしていれば失職した時探す手間が無く楽かもしれないが、それでは食う為だけの仕事ではないか?