遺書代わりのブログ

2025年。元気で生きていたい。

名所杖ー3


焼失した築地本願寺の大屋根を懐かしがって描いたのではなく、再興を願って書いた力強さがあります。出版時建設中だったようです。寺の前で大々的に漁業しているのは当時としてはギリギリ問題があったらしい?  (絵師を逮捕するほどの問題ではないのだが)
寺の下で雲が流れている、つまり描いていないのですが黒船来航に伴う幕府の軍事訓練が行われていたという。本願寺は関東大震災後焼失し、今日見ることができる特異なインド風の形になりました。
おまけ。広重は30年以上絵を描いています、似たような絵を描いています。つまり一つのアイデアではなく、人生の蓄積があったのではないでしょうか。

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