升田元名人
江戸期、幕府は将棋名人を保護していた。(今も “ お城将棋 “ の名が残っています。)
保護といっても長屋の大家になるのですが、店子10軒として5万円×10軒×12月=年収600万円。弟子を養い、出張指導、指導、段位免許発行などでそれなりの収入があったかもしれない。 あとは無頼の徒の如く、賭け将棋で稼ぐ・・・升田にはそんな風情があった。
映画 「王将」で “ 銀が泣いている “ など盤を作った将棋指しで、坂田三吉の師匠格に当たるが将棋界でも区別が付き難くなっているそうだ。 今、闘志むき出しの強い個性を持った棋士はいない。 逸話も多い、賛否も激しいでも人気も凄い。「 新手一生 」は升田幸三のモチーフ、今も生きている。