米内光政。海軍兵学校を中程で卒業、この時どう見ても将来、海軍大臣、総理大臣になる逸材ではなく“ グズ政 “ の渾名があった。つまり、軍政畑の人ではなかった。
昭和12年の頃か、日独伊三国軍事同盟を前の五相会議において米内はアメリカとの対戦を拒否し官僚で唯一の発言だそうだ。（ 終戦まで ）

何故か、昭和20年11月30日・(海軍最後の日）まで海軍大臣を務めた。翌日皇居に参内、昭和天皇から今使っていた金蒔絵の硯箱を拝領。別室で大泣きした米内を皇后陛下が労をねぎらった。   私感だが、陛下は鈴木貫太郎、米内光政に信頼を寄せていたようだ。
（ ただ、少なくとも終戦に関しては6月1日でも良かったように思う。）