せごどん・明治
どうも西郷隆盛は明治前で終わった人のように思う。それ以前は確かに英傑であったかもしれない、それすらも功績というものがない? ( 現在に当てはめるならば、某国に乗り込んで行って停戦協定の至るも、足を負傷する位いとわず、いずれにせよ度量があった。)
岩倉使節団で外国視察していれば少しは変わったろうが、歴史を変えるほどではなかったかもしれない。多分、北海道で湯治生活か急病死以外の道はないだろう。いかに大きな器であったとしても西郷自身の度量もありうる。《 西郷隆盛は武士を考える度量だろう。》
鉄道敷設に大反対、その5年後西南戦争で自刃。今も義経、西郷は日本の人気者。宜しからぬ大久保利通、案外と西郷の政治的、先見の明の乏しさに困っていたかもしれない。
おまけ。東京芸術大学美術館で見た西郷隆盛が家人に認めた書簡の文字は小さく几帳面であった。「 敬天愛人 」など豪放磊落に見えるの書は、別のムードの時に書いたものだろう。
どう見ても、篤く深い人間性があったとしても創造性はやや乏しかったのだろう。